はじめに
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目次
読書をするメリットを考えてみる
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関心もないのにいきなり読書を始めようとしても、
うまくいくわけがありません。まずは、
「読書をすることでどんなメリットがあるか」について考えてみましょう。
メリットがあると思えば、
本に手を伸ばす気になるかもしれません。
では、肝心のメリットには、
どんなものがあるのかも紹介しておきましょう。
まず紹介するメリットは、「知識や教養が身につく」ことです。
まあ、これは当たり前のことでもありますし、
今はインターネットなどでも情報はいくらでも手に入るので、
これだけでは読書に意味を見出せないと思います。
しかし、膨大な情報を流し読みするインターネット上の記事とは違い、
本は自分のペースで読めますし、
一つの情報についてより深く追求しやすいという長所があります。
本は一冊一冊に中心となるテーマがあるので、
一つの情報を中心とした話題が固まっているのです。
また、知識や教養が身につくと、視野が広がります。
同じ物事について書いた本でも、著者によって考え方は全く違ってきます。
様々な著者の本を読むことで、
一つの物事に対しても様々な視点からの意見を知ることができます。
その中には、
自分一人では持つことのできない視点というものもあるでしょう。
さらに、本を読むということは、
文章に触れるということでもあります。
それの何がいいかというと、語彙が豊かになり、文章力が上がります。
本の著者が、
自分の伝えたいことをどう伝えるのが一番いいかと考えて練り上げた文章に触れることで、
その技術は自然と身につくのです。
本は基本的にほとんどが文字で構成されているので、
書かれている情景を自力で想像しなければなりません。
しかしこれは、想像力を豊かにする訓練にもなります。
もっと身近なところでメリットを探すと、
知的なイメージを持たれやすくなるとか、
本で視野を広げることで、話の引き出しが増えて、
新しい交友関係が生まれたりするとか、そういうこともメリットです。
新しい交友関係は、うまくいけば恋愛に発展することだってあるでしょう。
こういうメリットを思い浮かべることで、
「本を手に取る意味」が生まれるのです。
簡単だったり短かったりする、読みやすい本から読む
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読書をあまりしない人が、
いきなり分厚い本を読むのは難しい事だと思います。
特に、内容が堅苦しかったり難解だったりすると、
2~3ページでギブアップ……なんてことになりかねません。
さらに、ギブアップしてしまったという体験は、
読書に対する苦手意識を強めてしまいます。
それを避けるためには、
「読みやすい本から読む」ことが重要になってきます。
「読みやすい本」については、
個人の感性や嗜好の問題もあるので一概には言えませんが、
最初は分厚い本より、短い本を選んだ方がいいでしょう。
極端なことを言うと、絵本でもいいのです。
他にも、写真集なら長い文章を読まずに済みますし、
文字が大きく印刷された児童文学の本などもおすすめです。
子供向けの本でも、素晴らしい作品はたくさんあります。
自分の興味のある分野について書かれた本を探すのも一つの手です。
言ってしまえば、
「ライトノベルの挿絵に惹かれた」「タイトルに惹かれた」
といった理由で本を選んでもいいのです。
難しい本を読むことだけが読書ではありません。
まずは、自分の読みやすい本を読んで、
「本を読む」という行為に慣れていきましょう。
読書と目標を結びつける
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何の目的もなく、いきなり本を開いても、
モチベーションを保つのは難しいでしょう。
だから、「読書に関して目標を立てる」ことは、
モチベーション維持のためには重要なことだと言えます。
目的意識を持って物事に取り組んだ方が、
有意義に時間を使えるのです。
ただ、いきなり「生活の質を変える!」とか、
「教養のある人になる!」といった大層な目標を立てる必要はありません。
大きすぎる目標は、逆にプレッシャーになってしまいます。
最初に立てる目標は、例えば「とりあえず最後まで読む」とか、
「一日〇ページだけ読む」とか、そういったものでいいのです。
読書に慣れてきたら、
「仕事に役立ちそうな知識をインプットする」とか
「本のテーマや内容を理解する」とか、
そういう、もう少し立ち入った目標を立ててみましょう。
目的意識を持つという点で言えば、
「喫茶店で読書している人はカッコよく見えるから、自分もカッコつけてみたい」とか
「好きな人との話題作りのために、その人の好きな本を読んでみる」とか、
そういう「下心」で本を読んでもいいのです。
目標をうまく決められないときは、
「自分が将来的に何をしたいか」「今どんな知識を得たいか」など、
自分の目指しているものや目的を整理してみましょう。
読書への目標を持つだけでなく、
どんな本を読めばいいかという本のチョイスもできてしまいますよ。
読書しやすい環境を探してみる
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読書が苦手な理由の一つとして、
「集中力が続かない」ということが挙げられます。
文章に意識を向けなければならない読書が、
集中力を必要とする趣味なことは確かです。
しかし、それならば、集中できる場所を探せばいいのです。
この「集中できる場所」というのは、人それぞれあるので一概には言えません。
色々な場所や状況で本を開いてみて、
自分が集中できるかどうか試してみましょう。
例えば、自宅のリビングや寝室、図書館、
落ち着いたカフェや電車の中、ネットカフェなど、
本を開ける場所はたくさんありますし、
通勤中や寝る前など、
本を読むタイミングによっても集中できるか否かは変わってきます。
音楽やテレビの音が聞こえる環境の方が集中できるという人もいます。
自分の集中できる環境を探すのは大変ですが、
意外な読書スポットが見つかるかもしれません。
どうしても、スマホやテレビ番組など、
他のものが気になってしまうという人は、
読書以外できない環境に身を置くと良いでしょう。
例えばスマホの電源を切ったり、
スマホを別の部屋に置いておいたりすると、
読書に集中しやすくなります。
スマホを家に置いてカフェや図書館に行き、
決まった時間だけ読書をする、というのも一つの方法です。
読みたいと思った時に読む
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気が乗らない時に本を無理矢理読んでも、
集中力は続きませんし、
イライラして余計読書に苦手意識を持ってしまいます。
内容も頭に入ってこないでしょう。
それでは非効率的です。
読書家と呼ばれる人は、
時間があればいつでもどこでも本を開いているイメージがあるものですが、
そんなことをする必要は全くありません。
本は、自分が読みたいと思った時に読めばいいのです。
先ほどの項で、
「読書以外できない環境に身を置く」という方法も紹介しましたが、
この手のことも、無理に続ける必要はありません。
基本的には自分の気分で読書をするか決め、
それから集中する手段を探しましょう。
全部読まなくていいと知る
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意外かもしれませんが、本は全部読まなくてもいいのです。
「せっかく買ったのに読まなければ勿体ない」
「本は全部読まないと意味がない」と思い込んでいる人は多いのですが、
そんなことはありません。
むしろ、無理して本を読むと、
かえって読書に苦手意識をもってしまいます。
本は、他の情報媒体に比べると、
どうしても時間がかかるものです。
しかも、動画に比べて情報の幅が広いので、
一気に全部の情報を頭に入れることはできません。
だから、今自分に必要だと思うところだけ読んだり、
面白いと思うところだけ読んだりしてもいいのです。
読み飛ばしても、
その本の中から一つでも役に立ちそうな情報を見つけられたなら、
それが一番です。
もちろん、つまらない本は途中でやめて構いません。
また読みたくなった時に読めばいいだけです。
このことは、先ほどの項で紹介した
「読みたいと思った時に読む」ことに通じるところがあります。
もったいない精神は一度捨てて、
読書に対して気軽に構えてみてください。読書が楽になります。
読書体験を活かして行動する
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本で読んで知ったことや、
本を読んだ感想を、日常生活に活かすことも、
読書のモチベーションに繋がります。
例えば、レシピ本を読んだ後に、
載っていた料理を作ってみることは、読書体験を活かしていると言えます。
他にも、部屋の片づけ術の本を読んで、
本に書かれた通りに片づけてみたり、
貯金術について書かれた本を読んで、
本のアドバイス通りに貯金を始めてみたりと、
読む本によって、読書体験を活かす行動は変わってきます。
行動に移しやすいのは、今挙げたような、
生活の知恵や仕事のやり方について書かれたハウツー本の内容でしょう。
もちろん、ハウツー本以外の本を読んだ時でも「行動」はできます。
おすすめなのが、本の感想や、
書かれていたことをアウトプットすることです。
例えば、SNSやブログなどで、読んだ本を記録したり、
感想や内容を書いてみたりすると、
同じ本を読んだ人やその本が気になっている人から反応が来ることがあり、
そこから新しい人間関係を築いたりもできます。
通販サイトに本の書評を書いたりするのも一つの手ですし、
最近はインターネット上に、
書評を書き込むための掲示板もあります。
不特定多数の人に感想を見られたくないなら、
ノートに記録を付けたり、
身近な人に感想を聞いてもらってもいいでしょう。
それも立派な「行動」です。
スマホの代わりに本を見る習慣をつける
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ちょっとしたスキマ時間に、
ついスマホを見てしまう人は多いと思います。
短い時間でも見られるのがスマホのいいところなので、
それは仕方がないのかもしれません。
しかし、その「スマホを見てしまう時間」に、
本を開いてみるのが、読書を習慣づけるコツです。
読書をするなら、そのための時間を確保しないといけません。
しかし、仕事や勉強などで、
まとまった時間を取るのが難しい人も多いのが現実です。
そこで、ついスマホを見てしまう時間や、
なんとなく過ごしてしまっている時間に、
スマホの代わりに本を開けば、
少しでも読み進めることができます。
通勤電車の中や、レストランで料理が来るまでの時間、
夜寝る前の時間など、そういったスキマ時間でいいのです。
スキマ時間は、探すと結構見つかるものなのです。
また、スキマ時間を利用するなら、
いつでも本を持ち歩く必要があります。
だから、読書が習慣になるまでは、
持ち運びやすい文庫本などを選んで持ち歩くといいでしょう。
読書仲間を作る
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一緒に行動する仲間がいることも、
モチベーション維持に繋がります。
だから、読書仲間を作るというのも一つの手です。
例えば、身近な人が読んでいる本を読んで、
感想を共有するだけでもいいのです。
誰かに感想を話して理解してもらえると、きっと嬉しい気分になります。
身近に本を読んでいる人がいなくても、
読書仲間を作る方法はあります。
例えば、SNSで読書好きな人やコミュニティを探してみたり、
地域の読書サークルや読書会に参加したりしてみましょう。
特に、読書サークルや読書会は会費を払う必要がある場合もあり、
さらに、活動の中で仲間に本を紹介することが求められるので、
本を読む必要性が出てきておすすめです。
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まとめ
いかかでしたでしょうか。
読書を楽しめるようになる方法を、私なりにまとめてみました。
ここでまとめたことを参考にして、
皆さんが読書を好きになってくれたのなら、
こんなに嬉しいことはありません。
ぜひ、本を手に取ってみてくださいね。
あわせて読みたい!
皆さんは、読書は好きでしょうか。
私は読書が大好きです。
様々な物語を体験し、
新しい知識を吸収できる素晴らしい趣味だと思っています。
ついでに、他人から知的なイメージを持ってもらえます。
しかも、モノにもよりますが本は比較的安価で手に入りますし、
図書館を使えばタダで読めます。
ただ小説を読みたいだけなら、
インターネット上の小説投稿サイトを使うこともできます。
世界は活字に溢れているのです。
もちろん、この現代社会は、
本以外にも娯楽に溢れています。
私にも、読書以外の趣味がたくさんあります。
それでも本を読むのがやめられないのは、
読書という趣味にメリットがたくさんあるからでしょう。
語彙を豊かにし、文章を書く力が上がるし、
想像力も育つ。新しい知識はもちろん、
本を書いた人の様々な考え方に触れることもできます 。
さて、ここまでは私の「主観」の話でした。世の中には、
「どうしても本を読むのが苦痛な人」や、
「読書を敬遠している人」や、
「本を読むことに興味はあるがなかなかチャレンジできない人」もいるでしょう。
しかし、私はそういう人たちに、
読書の魅力を伝えたいと思い、
この記事を書き始めました。
というわけで、この記事では、
あまり本や活字を読まない人のために、
「読書の楽しみ方」について紹介していこうと思います。
この記事を読んで、本を手に取ってみようと思ってくれる人が一人でもいたら、
とても嬉しいです。