今更聞けない!?日本語検定について徹底調査いたします!

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日本語検定という言葉をあまり聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか?
最近、訪日外国人が多くなっているためだいぶ有名になってきた検定です。
しかし、漢検(日本漢字能力検定)や英検(実用英語技能検定)よりかは有名ではありません。
そこで、今更聞けない日本語検定について徹底調査いたします。

目次

日本語検定とは?

特定非営利活動法人日本語検定委員会が主催する、日本語の知識と運用能力を測定する検定である。2007年から、概ね6月と11月の年2回実施されており、受検者数は年間およそ10万人。
同種の検定では、受検者数は最大規模である。2011年7月に文部科学省の後援を受けた。
(引用Wikipediaより)

また、公式ホームページでは、
日本語を使うすべての人のための検定です。
普段私たちが何気なく使っている日本語ですが、思わぬ勘違いや思い違いも多く見られます。 日本語検定は、日本語を正しく使えるようになるための手立てとなります。
と紹介されています。

日本語検定ホームページ↓
https://www.nihongokentei.jp/

ちなみによく似ている名前で「日本語能力検定」という試験がありますが、
こちらは主に、日本人(日本語のネイティブスピーカー)が受けるというよりも日本語を勉強している外国人が日本語がどのくらいできるのかを測る指標として使われている検定です。
また、日本人でも日本語を勉強している外国人に教えるときに日本語検定の級数を聞かれることがあります。
一般の日本に住んでいる学生はあまり受けないです。

名前は似ているので紛らわしいですが、全く別の組織の試験となります。

日本語能力検定ホームページ↓
https://www.jlpt.jp/

級数は?

1〜7級あり、一般的には3級が平均レベルです。

レベルとしては、
1級-社会人上級レベル
2級-大学卒業レベル~社会人中級レベル
(教養のある社会人レベル)
3級-高校卒業レベル~社会人基礎レベル
(理解していないと恥ずかしい常識レベル)
4級-中学校卒業レベル
5級-小学校卒業レベル
6級-小学校4年生レベル
7級-小学校2年生レベル

試験時間は?

1〜3級は60分
4〜7級は50分
です。

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受験料は?

1級 6,300円
2級 5,300円
3級 3,800円
4級 2,500円
5・6・7級 1,800円

2級と3級など併願受験(ダブル受験)も可能です。

受けるとどんなメリットがあるの?

先ほども少し触れたのですが、外国人だったら自分の日本語の能力を数値化することで、レベルを知れます。
また、日本人でも学生だったら高校や大学の入試の時にアピールとして書けたりAO入試を受けられたりしますし、履歴書にも記載することができます。
また、就労に関しては日本語を外国人に教える時に自分はどれくらい日本語の能力があるのかどうかを相手に伝えることができます。
その他には、日本語を勉強する機会が増えたり、知らない言葉や漢字に出会えたりすることです。

どんな問題が出るの?

主に6部門に分かれており、均等に出題されます。
・漢字
・表記
・敬語
・語彙
・文法
・言葉の意味
の6部門から出題されます。

2級や1級になると日本人でもあまり普段使わないような語彙などが出題されるので、簡単ではありません。
こんな問題を外国人が解くのは結構ハードルが高いなーと思います。
ちなみに私が知らなかった単語は日本語検定2級で出題されていた、「座視」という言葉です。
意味は、黙って見ているだけで、その事に関係しようとはしないことなのですが、よく似た意味の言葉である「傍観」と2つはどういう関係かを出題されていました。

傍観は有名ですが、座視はあまり聞いたことなかったので一瞬戸惑いました。
日本人なら漢字のなんとなくの雰囲気の意味がわかりますが、外国人にそれを求めるのは結構難しいですよね。

その他にも、日本人なら日常会話で染み付いている助詞「て・に・を・は」や呼応の副詞など外国人からしたら訳の分からない問題もたくさん出題されています。

このような問題が平気で出題される日本語検定おそるべし…
です。

詳しくはネットで過去問があがっていますので、実際に解いてみてください!

語検過去問
https://www.nihongokentei.jp/check/

日本語ミニテスト
https://www.nihongokentei.jp/minitest/

日本人にとっても日本語検定を受けることは大きなメリットになる!?(見出し)
今まで、日本語を勉強している外国人を対象としていると説明いたしましたが何も外国人だけのための試験ではありません。
日本語をネイティブとして使っている日本人の方にとっても日本語検定は役に立ちます。
普段何気なく会話している日本語を、いかに正しく使っているかを測るためにとても有効的なのです。

最難関の1級になると合格率は1~9%程度なので、とても難関です。
普段の生活では使わないような難しい単語や漢字が出題されます。
 2級を取得できると、日本語の教養がある日本人だという水準になりますのでぜひ皆さんも勉強してみてはいかがでしょうか?

しかしながら、先ほどにも申し上げたように、
日本語能力検定との区別がついていない方が多くどうしても日本語検定よりも日本語能力検定の方が有名だったりするので勘違いされる可能性があります。

履歴書に書くというよりも話のネタになるぐらいですね!
就活でのアピールポイントにはあまりならなさそうです。

また、先ほど日本の高校や大学で日本語検定を取得しているとアピールポイントになるということを説明いたしました。
国公立大学は全く優遇されませんが、私立の大学では32校で優遇があるみたいです。
(変更するかもしれません。)
どのぐらい優遇されるのかは学校によってまちまちだと思いますが、「優遇条件、出願優遇、合否判定考慮」という項目に当てはまるみたいです。
また、「一芸一能推薦入試の出願条件」としてのAO入試も開催されている大学では他の検定同様に日本語検定の取得で受験することができる大学もあります。
しかし、そのレベルは1級レベルなど高度な日本語力が要求されることでしょう。
あまり、一芸の推薦入試のために日本語検定を勉強するよりかは、一般入試で合格する方が他の大学を受ける上でも汎用性が広がりますし、一般入試で受験することをオススメいたします。

参考記事
https://moguchan.info/entry104.html#i4

独学でもできるの?

普段から日本語を日常で使っている日本人の方だったら独学でも全然対応ができます。
また、日本語検定を主催している「特定非営利活動法人日本語検定委員会」も公式の問題集を出版されています。
ぜひそちらのテキストも参考にしながら勉強してみてはいかがでしょうか?
級別に分かれているので自分に合ったレベルのテキストを購入して勉強することができます。

公式テキスト↓
https://www.nihongokentei.jp/guide/textbook/

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まとめ

今回は、漢検や漢検よりはあまり知られていない日本語検定について調査しました。
私が一番伝えたいことは「日本語検定は日本人なら1級余裕でしょ」ということはないということです!

日本語検定1級はめっちゃ難しいです。
多少日本人でも言葉の意味や漢字などを勉強してから臨んだ方がいいと思います。
日本語を正しく使うという意識を芽生えさせてくれる日本語検定。
ぜひ、皆さんも日本語の魅力に触れるためにも日本語検定を受験してみてはいかがでしょうか?

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