「最近、いろんな買い物をして部屋が狭くなっちゃった…。」
と感じる方はいませんか?
スーパーやショッピングなんかで、
「セールでお得だから、、」
またはネットで
「よさそうな商品が広告に載ってたから、、」
と思ってモノやサービスを買っている人も多くいるよ思います。
これってなんでだろうと考えたことありませんか??
実はこうした皆さんの購買行動は、
自分で欲しいから選んで購入しているようで、
実はすべて売る側が買いたくなるように促しているんです!
つまりあなたは
売り手側によって商品を買わされている
ということなのです…。
おそらく頭に電撃が走った方も多いと思います。
商品というのは、
ただ売っているように見えて、
裏では人の心を意図的につかむような高度な手口が使われているんです。
ということで今回は皆さんの購買欲を掻き立てる、
販売側のブラックな商売構造について、
科学的根拠や実際の事例をもとに解説していこうと思います!
今回の記事を読むことによって次の項目のことがわかります→
①あなたを購買行動に促す心理に基づいた効果的な手法
②一般心理を理解して販売側の手口を見抜く
ちなみに
”ブラックな手口”
と記載していますが、
使われている手法がやってはいけないことや法律に違反しているわけではないです。
”購買者からしたら気付かない裏の手口”
という意味でブラックと書いているだけなので、
そこはご理解いただきたいです…。
さあ前置きが長くなりましたが、
早速解説していきましょう!
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目次
あなたを購買行動に促す心理に基づいた効果的な手法
1-1.あなたが買い物する理由は「損」と「得」にある
ショッピングや食材を買いに行くことがある方なら経験があると思うのですが、
よく「今なら○○%オフ!!」や
「○○安くてお買い得!!」などの
コピーや販売宣伝を見かけることが多いと思います。
お店やモノの販売の仕方にもよりますが、
これを見た皆さんの行動は限って一つです。そう、
「今買わなきゃ損だ!」です。
おそらくほとんどの人はこの思考で購買に走っています。
ここで売り手側の、
人間の心理を利用したブラックな手口が使われています。
その心理は、
「損失回避性」
というものです。
簡単に言えば私たち人間は、
損しないことを得以上に重要視しているということです。
この心理はすでに科学的にも証明されているんです。
1-1-1.プロスペクト理論
行動経済学の人間の
「損失回避性」
に関する実験では、
”人が「損」をした時の心理的負担は、得をした時の心理的価値の2倍と同等になる”
という驚くような研究結果が出ているんです。
つまりこの研究からわかったことを簡単に言えば、
「損」と「得」は2:1ということなのです。
びっくりすることですけど、
皆さんもそういった経験は既にあると思います。
スーパーの宣伝で耳に入ってくる、
「今なら~」「今だけ~」「~限定!」なんて言葉。
あれを聴いてしまった人は、
少なくとも耳からそのまま筒抜けることはないと思います。
この状況はいわゆる、
「今買って行いと、二度と安く買えない…!!」
状態です。
売り手側はこの状態を意識しながら、
マーケットの場でちゃっかりと購入者に宣伝しているんです。
1-2.脳みそを麻痺させてしまう商売
上記の内容だけでもとてもインパクトのある内容でしたが、
あなたの身近にはさらにブラックな購買手口があるんです。
それはずばり、
脳を麻痺させてしまう購買手口です!
では脳みそを麻痺させる商売とは一体何なのでしょう?答えはギャンブルです。
ギャンブルといっても、
パチンコや宝くじ、
ゲームのガチャ機能など様々あります。
こういったものはすべて、
あなたの脳みそを麻痺させてしまうんです。
1-2-1.恐るべしドーパミンの力
脳が分泌する快楽物質として、
ドーパミンが挙げられます。
このドーパミンはもっとも刺激の強い快楽物質で、
その影響力は脳を麻痺させ、
強い中毒性を持ち合わせています。
このドーパミンは通常欲を満たしたときか、
外部から取り入れたときにのみ分泌する快楽物質なのですが、
このドーパミンというものが、
商売そのものに使われているのです…。
原理はこうです。
①ギャンブルでリスクを取る→
②当たる→ドーパミン分泌→
③依存性により再度賭けをする→
④負ける→
⑤「次は負けない!」
とまた賭け始める
このドーパミンを利用した商売は、
③の時点でドーパミン分泌により中毒症状が出ているので、
ここに到達したら後は財布と時間の問題になってしまうという原理です。
これがドーパミン戦略の恐ろしいところで、
高いリスク分のリターンを期待させてしまい、依存させる
というとても手ごわい手口なんです。
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一般心理を理解して販売側の手口を見抜く
ここまでで、
皆さんも自然と買わされているブラックな購買手口を2つご紹介してきました。
世の中には先の2つ以外にも
見えないところで様々な購買行動を促す工夫がされているのですが、
これらを見抜くにはその手口を知り、
理解しておくことで実際の現場で気付くことができます。
ですが、
2つ目に紹介した恐ろしい手法、
ドーパミン戦略は実は非常に見抜きやすいのです。
2-1.ドーパミン戦略が見抜きやすいわけ
ドーパミン戦略が見抜きやすい理由はいったいなぜなのでしょうか??
答えは以下のようになります。
- 依存性が高いからわかりやすい
- 悪化するケースが多い
- 高いリスクを取るから
上記の通り、
ドーパミンの影響にハマってしまうものは、
売り手がそれを利用していることがとてもわかりやすいです。
特にお酒もそうです。
よく聞く悪化ケースだと、
ストロングゼロ系の缶チューハイなどですね。
安い割にアルコール濃度が高いところからも、
低リスクなのにもかかわらず得られる快楽が大きい
ことは誰でも予想できることです。
このように、
売り手に影響が大きいものはすぐに見抜きやすいということなのです。
2-2.お店のコピーや宣伝をよくチェックしてみよう
裏のブラックな手口を知るためにも、
まずはお店の値札のキャッチコピーや宣伝をよく確認しておきましょう。
そこで思わず
「買わなきゃ!!」
と思ったところに裏の手口が使われています。
ブラックな販売というのは
人の焦りや不安をついた手法
がとても効果が高いのです。
なのでもしお店やネット広告などで引っ掛かりそうになったら、
まずはいったん落ち着いて、
「なるほど、こういう戦略か…」
と販売の意図を読み取る努力をしてみましょう。
「あなたの購買意識は常に売る側の思惑にあり」ですよ!
まとめ
ということで今回は、
あなたも買わされている、
売り手側のブラックな販売商法について2つと、
その見抜き方について解説してきました。
今回の記事をまとめると、
- 人間は得した時より損をした時の方がインパクトが大きい
- 焦り、不安、損などを利用した商法はたくさんそんざいする
- 一度ハマったらもう抜け出せないドーパミン戦略
- 買い手側に対しての影響やリスクが大きいものはとても見抜きやすい
- 逆に正当なブラック商法はわかりにくいため、日ごろから観察することが大切!
今回は2つだけに収めましたが、
販売商法というのはとんでもなくたくさんあり、
そこには数々の売るための技術もたくさん盛り込まれています。
そういったものを意識することによって、
販売者の手口を見抜くことに繋がります。繰り返しになりますが、
「あなたの購買意識は常に売る側の思惑にあり」です!
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