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冬に鼻づまりが酷くなる原因
アレルギー性鼻炎
アレルゲンを吸い込むことによって鼻水や鼻づまり、くしゃみの症状がでるのがアレルギー性鼻炎です。アレルゲンには二種類あります。ひとつは季節性のアレルゲン、つまり花粉です。こちらは花粉の季節になると症状が現れます。冬にまで鼻づまりが起きる原因として考えられるのは二つ目のアレルゲン、通年性のアレルゲンです。ハウスダストやダニです。普段は床にいるハウスダストは、人が歩くと舞い上がります。また、ダニは布製品についていることが多く、ダニの死骸なども吸い込むことで症状が現れます。人によってアレルゲンは違いますが、通年性のアレルギーを持っている方は、季節問わず、冬であっても鼻づまりの症状が出てしまいます。
寒暖差アレルギー
夜間と日中の温度差や、室内外の温度差が大きいときに鼻水や鼻づまり、くしゃみの症状が出るのが寒暖差アレルギーです。こちらは自律神経が原因しているといわれていますが、詳しくは明らかになっていません。名前こそ寒暖差アレルギーですが、アレルゲンは関係のない症状です。頭痛や不眠、食欲不振などの自律神経症状が現れるという特徴もあります。
ドライノーズ
別名、乾燥性鼻炎といいます。空気の乾燥や鼻のかみすぎによって、鼻の中が乾燥してかさぶたになったり、鼻血が出やすくなったりします。むずむずして鼻をかんでも何も出ないのが特徴です。実際に鼻が詰まっているわけではありませんが、鼻を何度間でも解決しないことで気になって眠りが妨げられてしまいます。
鼻づまりになってからできる対処法
電気を消して布団に入ってしまってから、起き出して鼻づまりを対処するのは面倒ですよね。鼻づまりが良くなった頃には眠気まで吹き飛んでいるかもしれません。布団の中で、労力を使わずにできる解決方法があります。
体を温める
厚着やルームソックス、ネックウォーマーなどで体を温め、また布団の枚数を増やす等して体を温めましょう。これによって血流がよくなり、詰まった鼻水がでてきます。
鼻を温める
ホットタオルで鼻だけ温める方法です。うっ血した鼻の粘膜が、血行が良くなることで鼻の詰まりが解消されます。ホットタオルの蒸気が加湿してくれることで更に鼻づまり解消を助けます。ホットタオルの準備が必要になりますが、市販でホットマスクがありますので、準備がいらず便利です。
鼻づまりが楽になる姿勢をとる
仰向けで寝ている方は、横に向いて寝ましょう。上にある方の鼻の通りが良くなります。片方さえ鼻が通れば、鼻呼吸ができるので眠れそうです。
事前に防ぐ方法
鼻が詰まって眠れないという状況になる前にやっておける方法もあります。手間は掛かるかもしれませんが、継続すれば鼻づまりによる寝不足とはおさらばできそうです。
部屋を掃除する
通年性のアレルギーを持っている方にオススメの対処法です。ハウスダストは寝ている間に床に舞い降りてきます。朝起きたとき、すぐに床を掃除してみましょう。電気の傘や棚の高いところにも積もっていますが、こちらは舞い上がることが少ないので、時間のあるときで良いでしょう。抜けた髪の毛の表面もハウスダストになりますので、髪をとかしたときは、落ちた髪の毛を放置しないことも大切です。
布製の物を置かない
通年性のアレルギー物質であるダニが潜んでいるのが布製品です。クッションなど洗いづらい物に潜んでいますので、布製品を減らしてみましょう。反対にカーペットはハウスダストが舞い上がるのを防ぐ効果があります。また枕や布団などはダニカバーが市販されていますので、使用してみてはいかがでしょうか。
湯船に浸かる
体温を上げて血流を良くする効果と、鼻の中の湿度を上げる効果の両方が得られます。シャワーで済ませがちな方は、湯船に浸かってみると鼻づまり解消に役立ちます。長湯には気をつけましょう。
適度な運動・バランスの取れた食事
寒暖差アレルギーの方に、自律神経を整えることで効果があるといわれています。病院で薬を処方してもらったら、併せて行うとよいでしょう。更に適度な運動は体温を上げる効果もありますので、血行が良くなって鼻が通る効果もあります。
まとめ
冬の鼻づまりで考えられる原因と、
すぐにできる解消法、
さらに事前に防げる方法を紹介しましたが、
まだやってみたことのない方法はあったでしょうか。
いくつも重ねて試すことで相乗効果が得られそうです。
この記事が皆さんの快眠に役立てられれば幸いです。
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年中鼻づまりに困らされている方は多いのではないでしょうか。
また、
冬になると鼻がつまるという人も多いようです。
春から秋にかけてであれば花粉が疑われますが、
冬にも鼻が詰まるのはどうしてなのか不思議ですよね。
この記事では、
鼻づまりのせいで入眠が阻害されて悩んでいる方へ、
考えられる鼻づまりの要因と、
すぐにできる解消方法、
さらに事前に防ぐ方法を解説します。
ただし症状を自分で判断するのは危険です。
まずはかかりつけのお医者様に相談してみましょう。
その上で、
鼻づまりの対処法を試してみてください。